香りのプルースト効果を活用するメリット5つ!上手く活用するコツも

香るブレスレットの香りコラム

街中でふわりと漂ってきた香りに、何だかセンチメンタルな気持ちになった…そんな経験のある方は多いのではないでしょうか。
実は、それは香りによるプルースト効果というもの。
香りは人の記憶に残りやすいので、懐かしい思い出や感情を呼び起こすことがあるのです。
今回は、香りのプルースト効果を活用するメリット5つをご紹介します。
恋愛に役立てたり記憶術として使えたりと、香りのプルースト効果の可能性は無限大。
上手く活用するコツについてもお話しするので、ぜひご参考にしてみてくださいね。

プルースト効果とは

プルースト効果のメカニズムは、脳の仕組みにあります。
香りは五感の中で、もっとも脳への伝達が早いのが特徴。
まずは、プルースト効果の基本についてご紹介します。

香りが記憶を呼び起こすこと

プルースト効果の名前の由来は、フランスの作家”マルセル・プルースト”という人です。
彼の小説の中には、主人公がマドレーヌを食べてその風味で幼少期の頃を思い出すという描写があります。
これは誰もが経験したことのあるものでしたが、この小説での言語化がきっかけとなり「プルースト効果」と言われるようになりました。
よく考えてみると、香りが記憶や思い出を想起させるなんて不思議ですよね。

活用できる可能性は無限大

香りのプルースト効果は、上手く活用するとさまざまな分野で役立ちます。
最近、特に注目されているのは、

  • 勉強の記憶術として
  • 認知症の方へのアプローチ

などです。
このあと詳しくご説明しますが、香りが記憶や思い出を呼び起こす力はとても強いのが特徴。
心地よい香りであれば無理をすることもなく、必要に応じて記憶や思い出を引き出すことも可能なのです。

メカニズムにはまだ謎も多い

香りの粒子を感じ取る嗅覚は、視覚や聴覚よりも脳への伝達が早いという特徴があります。
さらに、嗅覚の情報(香り)には、記憶を司る海馬に直接伝わるという特性も。
この特性こそが、香りと脳の記憶を瞬時に結びつけるプルースト効果を生んでいるのです。
しかし、プルースト効果のメカニズムには、まだまだ謎も多いのが現状。
これから進んでいく研究やマーケティングの結果によっては、さらに驚くべき活用法が発見されるかもしれません。

香りのプルースト効果を活用するメリット5つ

香りのプルースト効果は、

  • 恋愛
  • 勉強
  • マーケティング

など、さまざまな分野で活用できます。
ここからは、香りのプルースト効果を活用するメリット5つのご紹介です。

恋愛に効果がある

恋愛には、「単純接触の法則」が有効だと言われています。
単純接触の法則…人は、繰り返し何度も遭遇するヒトやモノに惹かれやすいということ
ただ、職場恋愛でもない限り、好きな人と頻繁に顔を合わせるのはなかなか難しいですよね。
そこで、ぜひ役立てていただきたいのが香り(香水)の活用です。
好きな人に自分の香りを認識してもらえれば、ふとしたときに思い出してもらえる可能性が高くなるのがメリット。
実際に会わなくても、思い出すだけで単純接触の法則は成り立つので、効果的というわけです。
ポイントは、

  • いつも同じ香水を付ける
  • 香りはなるべく普遍的なものにする

こと。
特に、フローラル系やムスク系は普遍的で好印象を抱かれやすい香りなのでおすすめです。

記憶術として役立つ

香りのプルースト効果には、感情だけでなく特定の記憶を呼び起こす作用もあります。
事前に「特定の香り=特定の情報」を結びつけておけば、香りを嗅ぐだけでその情報の記憶を引き出すことも可能になるのです。
何だか、近未来的で素敵ですよね。
正式に認められるかは分かりませんが、洋服の裾やハンカチに香りを忍ばせておけば試験中に単語や数式を思い出すきっかけにできる可能性も。
将来的には、メジャーな記憶術として香りのプルースト効果が活躍する日がくるかもしれません。

認知症の方への刺激になる

認知症の方の中には、ふとしたことがきっかけで断片的に記憶を思い出すことがあるようです。
そのきっかけはさまざまですが、香りのプルースト効果も一役を担っています。
懐かしい香りをきっかけに、忘れていた昔の思い出を想起できる可能性があるからです。
プルースト効果によって思い出した記憶や感情は、認知症の方にとって長続きするものではありません。
しかし、忘れていた記憶や思い出を想起できることは、本人にとっても家族にとっても嬉しいことです。
認知症を改善する治療法としても、香りのプルースト効果は注目を集めています。

人の記憶をコントロールできる

香り(嗅覚)は、五感の中でも圧倒的に記憶に残りやすいものです。
そのため、香りを上手く活用したり使い分けたりすることで、人の記憶をコントロールすることも可能になります。
具体的には、自分の印象を意図的に操作できるのがポイント。
優しい香りや個性的な香りなどを上手く使い分けることで、実際の自分とは少し違う印象を与えたまま記憶に残してもらえるのです。
自分に自信がない方や不安のある方でも、香りを纏うことで理想の自分として覚えてもらうことが可能になります。

香りマーケティングとして利用できる

ビジネスでは、まず第一に覚えてもらうことが大切。
そのためは、ブランド名や店舗デザインを工夫するのが一般的ですが、実は香りで差別化をすることも可能です。
店舗に独自の香りで空間演出を行えば、ブランドや商品をお客さんに覚えてもらえる可能性が高くなります。
また、単純接触の法則にもあるように、人は何度も目にするものや思い出すものに好印象を抱きやすいのが特徴。
香りを嗅ぐだけで店舗やブランドを想起してもらえるのは、とてもありがたいことなのです。
香りマーケティングについてはこちらの記事でも詳しくご紹介しているので、ご興味を持たれた方はぜひご覧になってみてくださいね。
香りの効果をビジネスに活用するには?お店の集客やブランディングに香りを

プルースト効果を上手く活用するコツ

香りのプルースト効果の可能性は無限大ですが、上手く活用しないと逆効果になってしまうことも。
脳への刺激が強いものなので、一歩間違えるとマイナスな影響を与えてしまう可能性があるので要注意です。
最後に、プルースト効果を上手く活用するコツをお話します。

シンプルな香りを使う

まずは、とにかくシンプルで万人受けしやすい香りを使うこと。
用途にもよりますが、個性的で複雑な香りは好みが分かれがちなので、マイナスな印象を残してしまう可能性があるからです。
また、シンプルで普遍的な香りを使うことで、プルースト効果を発揮する機会を増やせるというメリットもあります。
シンプルで普遍的な香りは街中や人混みで遭遇することが多いため、記憶を引き出しやすいのです。

状況によって上手く使い分ける

少し上級者向けテクニックですが、香りを状況によって上手く使い分けることである場面だけを強く印象付けることもできます。
例えば、

  • 職場とプラベートで香りを分ける
  • 気になる人とのデートでは時間帯で香りを変える

など、シチュエーションによって香りを変えると効果的です。
人は、いろいろな表情を持った人に魅力を感じやすいもの。
1つの香りで個性を出すのもいいのですが、記憶に残る人を演じたいときは状況によって上手く使い分けるのがおすすめです。

香りのプルースト効果を活用するメリット5つ【まとめ】

香りのプルースト効果は、実は誰もが経験したことのあるもの。
まだまだメカニズムには謎も多いですが、上手く使えば恋愛や勉強、認知症の方の介護にまで活用できます。
最近注目を浴びている香りマーケティングとしても効果を発揮できるので、ぜひ試してみてくださいね。

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